黄金の炎と呪いの子

スラムに住む孤児の少年、灰簾。彼は用心棒・琥珀の力を借りて領主の息子を殺し、そこを抜け出す。
砂漠に隠れ住む民、言葉を奪われ、生贄を差し出すのと引き換えに住むことを許される居留地の人々、凍りついた大学の奥で体制転覆を目指す学者たち……。
何年もの間ふたりで旅をし、出会いを重ねるうちに、琥珀を愛し始める灰簾だが、琥珀には彼の使命があった。
やがて、灰簾もまた自分の運命を知ることになるのだが、その時世界は破滅に向かって転がりはじめ、ふたりの蜜月は終わりを告げる──
正義とは、自由とは、愛とは。
泥のような世界で出会ったふたりの愛を描くダークファンタジー。
※エブリスタと同人誌の内容は同じですが、同人誌の方がきちんと文章校正しています。性表現は一般の商業BL程度。序盤に未成年が性産業に従事している表現が多少あります。リバ、ビターエンドです。
エブリスタ:
https://estar.jp/novels/25968158
同人誌: